「どうぶつしょうぎ」で海外に将棋を広めたい‐北尾女流初段シンポジウムで熱弁

今、世界ではチリの救出劇に熱い目が注がれている。ここ数日間将棋界の激動はこの大ニュースの前にかすんでしまうかもしれないが、非常に画期的な出来事の連続であった。

11日のあの世紀の大決戦の2日前、10月9日(土)に東京工業大学大岡山キャンバス蔵前ホールで開催された羽生名人を第1部の講演者として招いたシンポジウムの第2部パネルディスカッションで青野照市九段の次に登場した北尾まどか女流初段はどうぶつしょうぎを開発した動機、どうぶつしょうぎが本将棋を広める上でいかに役に立っているか、与えられた時間は限られていたが世界に将棋を広めるその熱意は会場を熱くした。

北尾女流初段はカンヌで行われたゲームの祭典でどうぶつしょうぎを紹介したときの体験を熱く語った。どうぶつしょうぎは子供でも親しめるようにかわいい絵柄が使われているが、将棋の特徴はできるだけ残すように工夫されている。たとえば取った駒が使えたり、駒の動きも動物化されてはいるが将棋と同じ。どうぶつしょうぎをやってから本将棋も遊びたいという子供が多くいたこと、名前もAnimal Chessにしたらという声もあったのだがshogiの名前だけはどうしても残したい。どうぶつしょうぎを紹介するときは日本のすばらしい文化を紹介するんだとの気持ちで服装もこの日のように伝統的な衣装、将棋の盤と駒も必ず持っていくという。

3番目に登場したピノー・ジャック・マリー氏はフランスのチェスの大家として、チェスプレーヤーから見た将棋の魅力を語ると、4番目の川崎智秀さんは自らのYoutubeでの将棋英語サイトへのアクセス傾向から将棋の海外への広まりの傾向をわかりやすく語ってくれた。そしてついには自らのインターネット道場81dojoを紹介。そして最後を締めくくったのが主催団体「将棋を世界に広める会」の理事でもある寺尾学氏が海外普及の現状と課題をわかりやすいプレゼンテーションで示してくれた。

どうぶつしょうぎで入り口が広がり、一部の羽生名人が課題としてあげたサポート体制が整備されれば将棋は世界で大きく羽ばたくことができるかもしれない。当日の参加者のなかから新たな行動を起こす人たちが台頭することを望みたい。


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この記事へのコメント

朝鳥
2010年10月30日 00:42
 駒落ち村にレスありがとうございます。

 他の方に支援して頂いて、翻訳作業の時間短縮を狙いました。しかし、自分自身で翻訳し始めたら、多義性が・論理の粗が多数でました。ですから、自分自身で日本語表現を改める作業も同時に進める関係上、その心配りだけありがたく頂戴します。
 もし気が向いたら、ご自分で翻訳してみてくだされば。何故ならば、それは全然問題ないからです。

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