英語で将棋Lesson 8: 悪手をとがめる

Lesson 8からLesson 12までは応用編2の問題の題材とした外国人同士の対局を基に構成します。

http://www.youtube.com/watch?v=2jfYz5xT8BI

YouTubeを埋め込むとかなり重くなるのでリンクでご勘弁ください。

さて、この対局は日本語の棋譜に直すとこのように始まります。
▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 

このように、両対局者がともに飛車先の歩を突く展開を将棋用語で「相掛かり」(Double Wing Attack)と呼びます。

では先週までの復習です。上の棋譜をチェス式に直してください。
ドリル1(                         )

次に先手はこう指します。▲2四歩 チェス式ではP-2dでしたね。
実はこの手は多くの相掛かりの定跡書では悪手(あくしゅ)とされています。

悪手は英語でbad moveと呼びます。疑問手はdubious moveと訳されていることもありますが、これもbad moveと呼ばれることもあります。状況によりけりなのです。ただプロが使う悪手はむしろ「よさそうに見えて実際は悪い手」という意味で使われることが多い気がします。そういう意味で使われるときにはbad move だけでは説明不足かもしれません。明らかにわかる見落とし(oversight)のような場合はblunder(ポカ、大悪手)という表現が使われます。

よく観戦記で悪手を「とがめる」という表現を使いますが、英語だとどう表現するのでしょうか。多くの将棋英語辞書サイトではpunishという言葉をあてています。一般的にはむしろexploit the opponent's bad move(s)(相手の悪手につけこむ) と表現するほうがより実態に合っているような気がします。
exploitはtake advantage of に置き換えることも出来ます。
とがめる手はpunishing move(s)がチェスでは使われているようです。とがめるにしろ、punishにしろ本来は上位者が下位者に対して使う表現なので、ほとんどの場合はtake advantage of (exploit) で十分通じるでしょう。

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