釣りキチ三平第20話~23話:シロギスの涙編(キャスティング編)

キャスティング編として親しまれている「シロギスの涙」の章は磯の王者編に続き三平の海釣り特訓が続く。

ただよく見るとイシダイ編とは釣り場が違う。夏なので釣りを楽しむには海水浴には適さない場所でなければできないのだが。。。この後、三平はキャスティング大会に出場することになるのだがどうも魚紳はそれを狙っていた節がある。キャスティング大会の練習に使われている海岸をあえて、釣り場に選んだのではないか?魚紳の目論見どおり、三平はシャークのジンと呼ばれる鮫島仁という同世代の少年と出会い、キャスティング大会への参加を決意するのである。さて、前回、魚紳は密猟を働く不良少年に鉄拳制裁を加えるべく、ロッドを武器にフェンシングの技を駆使し、不良少年たちを懲らしめるのであるが、鮫島仁がリールを盗む一郎という少年を捕まえるのにキャスティングの業を使うことに対し、魚紳の口から鋭い警告を発させるのである。これは作者自身への戒めであろう。面白さを重視するあまり釣りの精神からかけ離れたものになることを自ら自制しようという姿勢が取れる。

今回魚紳は三平へのコーチを断り、一郎君のコーチを引き受けるのだが、三平にはショックだったようだ。しかし、ここは三平。くじけず自ら工夫し、独自の投法を編み出そうとする。そこへ現れたのが元プロ野球選手の小田切と名乗る男。三平が四番バッター投法と名づけたホームランを打つようなフォームでの豪快なキャスティング。三平はこれをヒントに独自の投法を編み出すのである。

そして迎えた大会。三平のフルターン投法はシャークのジンを動揺させる。二人が火花を散らす間一郎君は着実に飛距離を伸ばしていく。5投のうちのベストの3投で勝負を決めるという大会ルールが思わぬドラマを生む。三平の大逆転はあるのか。ただここからが釣りマンガ。三平は釣りが絡まない競技としてのキャスティングにはどうもしっくりしないようだ。目標の場所にサザエを置いて実践的なキャスティングで大逆転を狙う。

このドラマでもやはり鮫島親子の絆が三平を動揺させる。少年の部の競技が終わった後、魚紳はある事情があって三平君と一緒に帰らなければならないという。原作と違うのは父親の件は三平には内緒にしていたという点。イトウ編では三平に内緒で父親を探すという設定に置き換わっていたからこの改変は当然だ。

原作では成人の部が途中まであったのだがアニメではカット。十五段先生のキャスティング見たかったなあ。

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