釣りキチ三平第10話~12話:毛バリの神様編

毛バリの神様編は釣りキチ三平では異色の作品になる。今までの作品は謎の魚、巨大魚に挑む三平という構図だったのだが、これはちょっと違うのだ。釣るのはヤマメで2メートルの巨大魚なんて出てこない。この作品は何と言っても毛バリの神様、毛鉤山人というミステリアスな人物に尽きるのだ。

さて、アニメ編では省略されてしまっているが、原作では毛鉤山人の素性が明かされる部分がある。実は毛バリの神様は巨大企業グループの会長なのだ。息子(おそらく社長)より、定期的に経営の状況を報告を受けているらしい。でも山の中に居ても息子の報告や帳票類から経営の実態が手に取るようにわかるのだ。原作では経営状態が悪化しているのを会長の父親から指摘された息子社長から「こんな道楽やめて、会社に戻ってほしい」と懇願される始末。おまけに孫娘房子(声はキャンディキャンディの松島みのり、道理で聞いた声のはずだ)の教育方針を巡り息子と父親がけんかになり、房子が止めに入る場面も。原作者は元銀行マン、釣りバカ日誌の伝助のように、釣りが縁で大企業の経営者と親しくなるなんてこともあったに違いない。毛鉤山人のように一線を退いた経営者が東北の山にこもっているという話にもどことなく現実味が感じられるのだ。某企業の会長は出家したりしたしね。

毛鉤山人と一平じいさんの間にはわだかまりのようなものがあるらしい。アニメ編では一平じいさんが放った山人が侮蔑的と感じた言葉は回想シーンで出してくれるのだが、原作では山人は触れようとするのもはばかった。山人は三平と触れるうちにそのわだかまりが少しづつ、取れていくのを感じるのだった。そこへ、真吾という地元の威勢のいい青年が山人さんに勝負を挑む。自作の毛バリで勝負したいというのだ。山人は自分の代わりに三平を代理に立て勝負が始まる。4ラウンドの勝負なのだが、原作とは微妙に内容が違っている。2ラウンドまでの内容は同じ。ただし、フィルムを見せてからの3ラウンド以降はちょっと違う。さて、4ラウンド目は三平対山人ここで、あの有名な「石化け」が出るのだ。リアルさを追求した釣りキチ三平ではめずらしいシーンだ。とはいっても巨人の星ではオズマの見えないスイングがあったしね。まあこの辺はアニメの特権とばかりやってくれますね。一平じいさんと山人さんが誤解を解くシーンはアニメ版のほうがわかりやすいように感じた。

石化けは釣りファンに意外と受けたみたいだ。




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  • 釣りキチ三平映画化!

    Excerpt: まさかハチワンダイバーにパロディが登場するとは。ホンと懐かしいですね。 Weblog: 英語で世界に発信するブログ racked: 2009-02-08 19:44