アニメガラスの仮面(1984)第16話:母の面影

北島マヤは演劇を志すため母を捨てる形で劇団月影に入るのだが母のことを決して忘れていたわけではなかった。
劇団つきかげと一角獣との合同公演「石の微笑」千秋楽の開始直前、北島マヤは母らしき人物を見かけ動揺しながら舞台に上がるのだった。

さて、マヤの母、北島春の行動については原作を見ても謎の部分が多い。マヤが石の微笑の前で見た人物はTVドラマ版では明らかにマヤの母親なのだが原作では微妙なのだ。というのはその人物の描写は常にマヤからの視線で描かれており、その人物側からの視点がないのである。なのでエイケン版で青木麗が言っていたように「母親らしい人物」であって母親であるという確証はどこにもない。また東京に出てきたのであるのなら発見されたのが長野県であったというのはどう説明つけるのであろうか。原作者も設定に無理があったと悟ったのか後に北島春そっくりの人物をマヤに会わせている。TVドラマ版ではサナトリウムに行くという設定をカット、(自分で探した)長野県の療養所に行く前にマヤに会おうと東京中を探すという設定にしている。エイケン版では青木麗に「母親らしき人物」という表現を使わせることで他人の空似説の可能性も排除していない。

母のことを思い人形の仮面がかぶれなくなったマヤに月影千草は「役者失格」の烙印を押し、謹慎を言い渡すのである。それにしても青木麗のすばやい行動。こうなることを予測していたとしか思えない。というかマヤが気になり目を光らせていたのであろう。涙を流したのはおそらく数秒から数十秒。スカウトマンの長谷川氏に気づかれず本当によかった。でもマヤちゃん。水をかけられて表情を変えてはダメよ。(涙よりそちらのほうが怖いのでは)。

母親を探しながらついつい劇場に来てしまうマヤ。気がついたら姫川亜弓の出演する「無宴桜」を上演している劇場の前に。大都芸能の速水真澄待ってましたとばかり北島マヤに亜弓さんの演じる海堂寺月代のいとこ千絵役の代役を命じるのだった。この千絵役、「石の微笑」の公演がなければマヤにやらせるつもりだったのでは。さて、急な代役にもかかわらずマヤはせりふを急暗記。周囲を驚かせる。しかし共演者のイジワルによって台本は古いものとすりかえられてしまう。せりふがわからないのに舞台に登場したマヤ。そこに正義の味方?姫川亜弓自分の出番でもないのに登場。この先この二人がどういう演技を見せるのか。。。といったところで16話はおしまい。

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