アニメガラスの仮面(1984)第10~12話:私のあだ名は舞台あらし

ガラスの仮面のTVアニメ版は2種類あって、今紹介しているのが1984年に放映されたいわゆるエイケン版。2005年から東京12チャンネル系で放映されたものは連載の最新時点までカバーされているのに対し、1984年版は奇跡の人のヘレンの熱演でアカデミー助演女優賞を取るまで。ガラスの仮面の前半のハイライト部分は押さえてある。

DVD版の第3巻は第9話から12話まで、嵐が丘のキャサリン役をつかもうとマヤが奮闘する場面まで。白い青春譜という映画に端役ながら熱演し、映画スタッフ一同をうならせる第9話については前回紹介した。病気の床にある月影先生の負担を少しでも減らそうと懸命に役を求め劇場という劇場を回り続けるが無名のマヤは門前払いを食らってしまう。まあ無理もない。マヤの実力を認めたスカウトは速水真澄の策略でイギリスのロックグループの取材に行ってしまうのだから。速水真澄はマヤを大都芸能に入れようと何と桜小路君まで使うがかえって逆効果となった。劇場回りを続けるうちマヤはかつて月影先生のライバルだった栄進座の原田菊子に才能を認められ子守の役で栄進座の舞台に立つ。栄進座のモデルは文学座であり、原田菊子に当たる人物は杉村春子なのだろう。つまり大人向けの本格芝居を手がける老舗劇場の演劇界の重鎮的存在である大女優に北島マヤはどう評価されるか。速水真澄が一番知りたいことに違いない。原田菊子に会わせるまでは徹底的に兵糧攻めしなければならないのだ。栄進座でのマヤの演技は好評を得たが、原田菊子は北島マヤの底知れぬ魅力を恐れ彼女に「舞台あらし」というありがたくないあだ名をつけるのである。しかし捨てる神あれば拾う神もあり。マヤは栄進座の芝居を見に来ていた東洋劇場の会長に気に入られ、嵐が丘のキャサリンの子役時代の役をゲットする。マヤにとっては初めての大役だ。それにしてもあのオーディションはひどい。落選した候補者があまりにも気の毒。東洋劇場会長のワンマンぶりはすごい。今まではほとんどが劇中劇は作者のオリジナルだったが今度はあの有名な嵐が丘。少女漫画家および少女漫画の愛好者の多くが愛読しているであろうあの作品。美内すずえにとっても北島マヤ同様苦闘の日々が続いたに違いない。原作者はあの文学作品をどうマヤにやらせるのか。といったところに注目だ。

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