しおんの王第1巻

第4巻を買ったついでに1~3巻についてもコメントしたい。

以前このブログで書いた記事より(若干の編集あり)

近代将棋で以前取り上げられていたので興味を持っていたがやっと書店でゲット。
このあたりの本屋ではなかなか将棋をテーマにした漫画はおいてない。この漫画をずっと見逃していたのは「まさかこれが将棋漫画とは」思わなかったからだろう。この漫画は「ヒカ碁」や「月下の棋士」以来の囲碁将棋ジャンルでのヒット作になりそうである。

原作者は元プロ女流王将とのこと。しかしそれ以上にストーリーが面白い。将棋を知っている知らないに関わらず引き込まれてしまう。主人公の安岡紫音は4歳のときに両親を目の前で殺されて以来、ショックで口が聞けず筆談でないと話せないという設定になっているのだが、これがまた新鮮な魅力。「口で言われるよりドキッとする」と名人に言わしめたスケッチブックでの文字表現がたまらなくいいのだ。

キャラクターも魅力的で特に羽仁名人はカッコいい。女流育成会の最終局の検討で「この手をさせれば女流という言葉は不要になる」といってある手を指し示す場面は特にいい。金の為に女流棋界にはいった斉藤歩(この命名法からするとこの父は相当な将棋キチガイに違いない)もわけありな人物。(この漫画のファンにこのキャラの熱烈なファンが多いらしい)
財界の大物を親に持つ二階堂沙織は女流棋界に放り出された紫音のお姉さん的存在。しかしサスペンスをうたい文句にしているだけあって普段は淡々と進んでいる中にも緊張感がある。犯人と思しき人間に紫音は付けねらわれているようなのだ。

さて、将棋漫画としてみるとつまらない間違いが結構多い。これは編集者側の誤植によるものか作画担当者が将棋に無知かが原因であろう。

女流育成会が1回1位になれば通過できるというのはドラマ設定上の都合として差し置くとしても(現実の女流育成会は2度1位ととらないと女流になれない)、以下の間違いは看過できない。

P155 誤 このトーナメントに参加できるのは現役で1年の成績が勝ち越しであったものと育成会に合格した計15名
正 ........(新たに)女流プロに合格したものの計15名

P187 誤 山田二段は居飛車党
    正 山田二段は振り飛車党
キャラクターに棋風を持たせるという試みは面白い。「月下の棋士」はかなりその辺めちゃくちゃだったのでこの漫画には期待したいが。。。

青年誌ながら女性ファンもいるとか。この漫画を読んで将棋に興味を持ち「女流名人になりました」って子が現れるかなあ。

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